看護師は大学や専門学校を経て看護について学んだ上、国家試験を受け試験に合格し国家資格を持つ人だけがなることができる職種です。昨今人気のある職業であり、資格取得を目指して看護学校へ行く人の数は増えています。
資格取得を目指し、国家試験を受けるまで国家試験までの道のりは、看護大学や看護専門学校、また5年一貫で衛生看護科から行く人のなど様々な方法があります。どこで目指し始めたかも大きく関わってくると思いますが、家庭を持つ人や収入を得ながら勉強をと考えた人の場合、学校によっては夜間の学校や隔日での学校もあり、病院で看護助手として働くなどしつつ学校へ通うなどとする人もいます。
また机の上での勉強だけでなく、臨床の場へ行き患者さんの援助や観察などを情報収集から計画を立てるなどし、実際にさせてもらう実習なども行います。その全てが国家試験へと繋がっていますし、基本に則ったものであるからこそ試験の合格へ導く学びに繋がるということがいえます。
一口に国家試験といっても、その勉強範囲としてはかなり広範囲なものであります。必須問題と一般・状況設定問題で合格のボーダーとしては、必須問題は80%以上、一般・状況設定問題は毎年変動があり60?70%となっています。
よく難しい年と簡単だと言われるとしが交互であるなどと言われることがありますが、試験の形式自体が変わってきていたりもすることから、一概にいうことはできないでしょう。ただ試験までは漠然とした不安も抱く人は多いでしょうが、その中でも看護師の国家試験の合格率は90%前後であり、しっかりと学校で学んでおくことにより合格へ繋がることができるものではないかと思われます。
国家試験の内容としては、試験は選択肢のあるマークシート形式です。様々な勉強法がありますが、過去問を解くことは問題の傾向を知ること、そして実際をイメージできとても有効だと思います。
また他の人と問題を出し合ったりすることで、内容が頭に残りやすいということがあります。また、根拠を理解することで、一つの問題だけでなく他の問題へも繋げることができます。試験問題の内容に関しては、変化している点があります。
その内容としては5肢2択の問題があったり、第106回から新しく加わった状況設定問題があるなどがあります。状況設定問題に関しては、問題の読解力が必要であるため、設定されている状況を読み取りできるよう、重要な部分に下線を引いたり丸で囲むなどしながら、よく想像しながら問題文を読み解いていきましょう。