社労士(正式名・社会保険労務士)は、労働保険(労働者災害補償保険、失業保険等を扱う雇用保険)の事務手続き、労務に関して経営者に助言ができる事や、労働に関する書類を作成したり、健康保険や厚生年金等の相談等ができる国家資格の所持者です。
社会保険労務士になるためには、国家免許の試験に合格し、その後に社会保険労務士の協会に加入をしなければならないとされています。 社会保険労務士の国家試験は、精神上の障害に因って事理を弁別できないあるいはその能力が著しく不足している者は資格付与されず、破産宣告を受けて復権を得ていない者も同様に資格付与等はできないとされています。
この国家免許を受けるためには、大学において学部を問わず62単位以上を修得している人(この場合、中退者でも対象となります)、大学や短大及び5年制の専門学校等を卒業している人、社会保険労務士事務所等(社会保険労務士事務所と、当該資格者が運営する法人)もしくは弁護士事務所等で補助者として勤務した期間が3年以上在る人(高卒者でも可)、労働組合で労働保険や社会保険に関する事務に従事した経験が3年以上の人、行政書士(試験に合格し、行政書士会に加入している人)、特級ボイラー技士、知的財産管理技能検定1級合格者、労働安全コンサルタントや労働衛生コンサルタントの登録を受けている人、であれば試験を受験できるようになります。
受験に際しては、申請書と共に卒業証明書の原本、卒業証書の複写、単位認定証書の原本、有資格者の証書の複写、実務経験を証明する証書を添付します。また、複写を提出する際、当該書類には「原本に相違ありません」と記載をします。
社会保険労務士の勉強法あるいは学習法としては、基本的には問題集から取り組むのも良さそうです。問題集(○×で回答するクイズ形式のもの)でクイズ感覚で問題に取り組み、それから市販されているテキストを読むのも良さそうです。
社会保険労務士のテキストに関しては、分厚い一冊の本を購入すると良いと思われます。価格は4千円程度となっており、一冊に纏めてあるものに関しては、学習をし易いといえます。また、必要に応じて通信教育等を活用すると良いかと思われます。
ただ、通信教育においては、セットとなっている教材にDVD等の映像ソフトが有る場合は勉強がし易いです。映像ソフトを観ながら、講義を受ける感覚での勉強は動機付けを継続し易いですし、市販されている教本に映像ソフトや音楽ソフトが添付している商品に関しては、人気が高い社会保険労務士の教材として認知をされています。
効果的な学習法としては、映像ソフト等が添付されている教材を活用したい人であれば、余暇時間に視聴しながらの学習法は効果的となっています。また、予想問題が添付されている問題集は、購入した方が絶対に良いとされています。
予想問題であれば、本試験に臨むような感覚でテストを受けれるようになります。