旅行が好きな人や英語が得意だという看護師は、空港での仕事を探してみることをおすすめします。あまりよく知られていないかもしれませんが主要な空港には医務室があることが多く、少数ではありますがこの場所での勤務が募集されていることがたまにあります。
国内はもちろん海外からの客室乗務員や気分が悪くなった国内外の乗客が利用するため、ある程度のコミュニケーションが取れる英語力が求められます。TOEICで高得点を目指す必要はありませんが、700点レベルであれば良いと考えられています。
ここで働く看護師は空港に所属するわけではなく、医務室を運営する外部の病院に所属することになります。従って将来的にずっと同じ勤務地で働けるというわけではなく、状況に応じて病院に配置されることもあります。24時間稼働しているところであればそれに合わせた診療時間となり、夜勤のシフトがある場合があります。
しかし通常の病院とは違って入院設備が整っていることはなく、処置できる内容はシンプルなものに限られています。従って医務室で手術を行うということはありません。医務室では対処しきれない患者がやってきた場合には救急車を呼ぶなどして対応することになります。