将来看護師の道へ進むことを考えているという人が通る道の1つに適性検査があります。どのような職業の試験を受ける時にもこれはつきものですが、看護師という人命を預かる職業に関しては、この検査の重要性は増してきます。
看護師を目指す場合は、看護学校の入学検査をパスした後に行われることが多く、その検査内容は学校により異なります。ただ、多くの学校で行われているのが、情緒特性や人間関係特性などのその人の特性が分かる検査や、受検者の安定度や集中力、持久力が分かる適性検査を取り入れている所が多いようです。
先に述べた人間の特性が分かる検査では、特に環境への変化の対応などといった点や、病院という特殊な集団で生活するための協調性などを見られることが多いようです。特に集団生活適性は適性検査において重要視されています。常に身内である医師などの人たちや、一般の企業で言う所のお客さんに当たる患者さんの両面と常に接し、病棟がある病院などでは患者さんと特に関わる時間が長くなります。そうした特殊な環境の中で職務に当たらなければならないため、この検査によって試験結果が変わるという事はあまりありませんが、出された結果を真摯に受け止め、実際に働くようになる前に改善点をしっかりと見つけ、それを改善していく努力が必要になります。