国家資格は、国が法律で定めた資格のことをいいます。資格を持っていると、その業務に対する知識や技術などが、一定の水準を満たしている認められます。国家資格の種類は、大別すると2種類に分けられます。一つ目は、業務独占資格といって、資格をもっていないと、その業務をおこなうことができない資格になります。
例えば、身近な資格では運転免許がそれにあたります。また、職業では弁護士や医師の資格などになります。医師の資格を持っていないと、医療行為をおこなうことはできません。資格無しに医療行為をおこなった場合は、法律違反となり罰せられます。
次に、名称独占資格といって、資格を持っていないと、その名称を名乗ることができない資格になります。例えば、気象予報士や保育士などになります。気象予報士の資格を持っていないと、「わたしは気象予報士です。」と名乗ることができませんが、気象予報をすることは可能ですし、法律に違反をすることはありません。
つまり、夕焼けを見て明日は晴れだと誰でも予報をしても問題はありません。国家資格を得るためには、国家試験を受けて合格をする必要があります。国家試験は、国が知識や技術を認める試験のために、合格するのは難しいです。合格をすれば、その業務においては一定の信用度を得ることができます。